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Mio Matsuda

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窓辺の日記 vol.2

僕らを乗せて

列車は走る

螺旋を描き

生命はまわる

空の彼方へ

明日を探して

大地を蹴り

山を越え

海を渡れ

歌え 星の歌 

はばたけ 生命の空 


ブラジルのヴィラ・ロボスのTrenzinho do Caipira「田舎の列車」につけた日本語の詩です。

どんなに塞ぎ込んだ時も、この歌を歌うとなんだか元気になります。きっと、無限の宇宙空間にはばたいていけるような歌だからか。

距離を超えて、時間を飛び越えて、歌で逢いたい人に想いを伝えられるように、Through The Windowをスタートした日から、早いものでもう1年が経ちました。

去年の今頃は、世界との分断の感覚が悲しかった。ラテン諸国では当たり前の抱擁やキッスが最も感染に危険な行為となり、このままじゃ本当の意味のcontactがなくなってしまうのではと思いました。そして、部屋の窓辺から京都の空を見つめながら頬杖をついて、いろんな想いに駆られました。そして、じかに触れられない今、心の腕を伸ばして、世界中に抱擁を送りたいと、タイトルが決まりました。


古木監督と作戦会議をしながら、去年5月31日、初めての配信。

クレオール・ニッポンの歌を歌って、いろいろな映像を織り交ぜながら実験した1回目は、ヒヤヒヤした時もあったけど、とても新鮮でした。何よりも、歌がリアルタイムで世界中に伝わって、それをいろいろな窓辺から観てくれているということが嬉しかったのです。


それからの2回はギターに渥美幸裕さんと。最新回の秘密の花園は、ピアノの林正樹さんと。エンジニアの森崇さんが関わってくれたことによって音質がぐっと上がり、事務仕事を窓辺のマドンナ東瑛子さんが支えてくれて、そして毎回の応援してくださる皆様のドネーションのおかげで、ここまでやってこれました。でも、なかなか大掛かりであるので、そんなに頻繁にはできない。窓辺会議でもいろいろな意見が出ました。チケット制にしたらいいのでは。せっかくいい音源なのでアルバムにしたらどうか。スポンサーを募っては。などなど。でもほとんど何も決まらないまま時間が過ぎていきました。

その間に10年ぶりにウーゴ・ファトルーソとアルバム制作をして、PV撮影にも行って、そのことで頭がいっぱいでした。それも少しずつ進行中で、ようやくまたこの窓辺に帰ってきました。


そして、初めての配信から1年の5月31日に、久しぶりの窓辺会議をして、次の配信が決まりました。どうしてこのプロジェクトをやりたいと思ったのか。それを話し合いながら、決まったことがあります。これまで通りたくさんの人がアクセスできるようにこれまでの方式でやろう。やっぱり、とことんクオリティにこだわった映像作品にしよう、と。そして、もっと遊んでみよう。窓辺からいろいろな次元へ飛んでいけるように。


コンサートなどがなかなかできない今、創造と表現の場があることが幸せなことなので、心を集中させて、窓辺チームと久々に素敵な配信をやりたいと思っています。

6月26日配信予定。

どうぞお楽しみに!



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